佐藤です。
ブログでのアップは遅くなってしまいましたが、
先月のGW前にお休みをいただき、海外研修へいってまいりました。
行先は昨今のネイティブジュエリー人気の復興により、依頼・要望の増えた
インディアンジュエリーの現場を見ることを目的に
アメリカ、ネバダ州・アリゾナ州へ。
アメリカを代表する自然の造形美グランドキャニオン、
砂漠と美しいコントラストをなす緑の針葉樹の森を有するアリゾナ州。
あまりにも広大で美しい景色は大自然の圧倒的なパワーを感じさせてくれました。
隆起した大地を流れていく水が、柔らかい砂岩を浸食してできた渓谷の
神々しくも美しい景色は、決して人の手では作ることの出来ない
自然が作り上げた芸術作品のよう。
IVXLCDMの作品の撮影も、無機質なコンクリートの上では決して再現すること出来ない
存在感を放つ写真へと様変わりします。
そして、アリゾナを中心としたこの雄大な自然の中で暮らす、
インディアンジュエリーを初めに創りだしたと言われている
先住民族(ネイティブアメリカン)ナバホ族の作品を見に移動を続けました。
ナバホ族のジュエリーの特徴は
様々なタガネ(鉄を直線や曲線、模様等に削ったもの)を使って、
銀板に模様を打ち込む、スタンプワークと
大ぶりで良質なターコイズを贅沢に使った、豪快・大胆なデザイン。
特にターコイズはネイティブアメリカンにとって水の色、空の色と重なることから
神聖な石とされ、幸運のお守り、災いを払いのける力があると信じられ、
多く使用されています。
模様・造形にもすべて意味が込められており、
自然を敬い大地とともに暮らす彼らの魂と誇りが詰まった一点もののジュエリーは、
大量生産にはない手作りの温かさがあり、魅了されます。
技術が進化した現代にも関わらず、古来からの伝統的な技法にのっとって
作られている為、普遍的な価値と存在感は今後のクリエイションの
参考になることばかりでした。
国は違えど、ジュエリーを製作する同業者として、
心に響くものがありました。
まだまだ素材・技術をもとめ、アメリカの旅は続きますので、
後日第2段としてアップさせていただきます!
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