佐藤です。
ジュエリーを製作するいわゆる彫金作業において、
作業机は職人にとって非常に重要で大切なものの一つです。
机といってもどこにでもあるようなものではなく、
彫金専用に作られた机があります。
本日は弊社アイテムの原型製作を支える職人の机を紹介します。
写真中央に取り付けられている板ですが、
「擦り板」と呼ばれ、基本的にはその板の上でヤスリなどを使って作業をします。
その為、擦り板の形状は自分にとって作業しやすい形にどんどん削っていくので、
自然と自分だけの形に変化していき、個性が出てきます。
扱うアイテムの形状によってもその都度切込みを入れたり溝を掘ったりし、
安定して固定できるように毎回調整します。
机上での作業において唯一の機械といっても過言ではないのがリューターです。
身近なところでいいますと歯医者さんが使うハンドピースとほぼ同じものです。
先端部分は取り変え式になっていて、金属を削ったり、磨いたり、
テクスチャー(模様)を入れたりと、多種多様な用途で先端を使い分けます。
何千種類もある中からその都度、一番効果的で最良なものを選び使用するのも
知識・経験を兼ねそなえた職人でなければ成し得ることが出来ません。
道具一つとっても自分で使いやすいように加工を施しますので、
一つとして同じものはありません。
一流の職人になればなるほど、彫金技術はもちろんですが
道具作りが卓越しています。
そんな愛着ある大切な道具が詰まった作業机は、
職人の個性と歴史が詰まっており、僕の好きな場所の一つです。
この場所から生み出される商品だからこそ
皆様に自身を持ってオススメすることが出来ます。
IVXLCDMの新作の製作状況もアップしていければと思っていますので
チェックしてみてください!!
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